看取りの現場で感じた、“命”のリレー
2025/04/20
看取りの現場で感じた、“命”のリレー
~静かに手を重ねる時間に宿るもの~
訪問看護の現場では、「命の終わり」に立ち会う機会があります。
先日も、あるご利用者さまの最期の時をご家族とともに見守らせていただきました。
◆ “その日”は、いつも突然やってくる
私たちは、ある日を境にご家族から電話をいただきました。
「呼吸が弱くなってきました。今、家族みんなで集まっています。」
看護師が急いで駆けつけると、静かに眠るご利用者さま。
その周囲を囲むご家族。手を握り、声をかけ、涙をこらえながらも、「ここにいてよかった」と語り合う姿に、私たちも深く胸を打たれました。
◆ 看取りは「終わり」ではなく、「つながり」
呼吸が止まり、静寂が訪れたその瞬間。
そこにあったのは、喪失感だけではなく「命が手渡された」感覚でした。
誰かの人生のラストシーンに立ち会うということは、
単に命の終わりを見届けるのではなく、
その人の「生ききった証」を、次の人へとバトンのように受け渡すことなのだと、改めて感じました。
◆ 看護は“医療”である前に、“人と人との関係”
私たちピース訪問看護ステーションが大切にしているのは、
「ただの医療行為」ではなく、「あたたかいまなざしを届けること」です。
看護の現場には、“マニュアル”では対応できない場面がたくさんあります。
けれども、心を通わせることで生まれる信頼や、
手をそっと添えるだけで伝わるぬくもりが、
その人の人生に、深い癒しと尊厳をもたらしてくれると信じています。
◆ 最期の時間に立ち会わせていただけるという奇跡
“看取り”は、特別なケアです。
でも、そこには“特別”を超えた“普遍的な人のつながり”があると、私たちは日々実感しています。
これからも私たちは、ご利用者さまとそのご家族が、
かけがえのない時間を「その人らしく」過ごせるよう、心を尽くしてまいります。
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ピース訪問看護ステーション
住所 : 宮城県栗原市一迫真坂字清水町田2-14
電話番号 :
0228-24-9776
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