😢訪問看護師が泣いた夜。
2025/05/28
~ある家族とのつながり~
こんにちは。ピース訪問看護ステーションです。
今日は、私たち訪問看護師が出会ったあるご家族との、忘れられない夜のことをお話しします。
それは、決して特別な日ではなかったけれど、
私たちの心に深く刻まれた“命と家族の物語”です。
👴「もう長くないって、先生に言われたの」
その方は、80代の男性。末期がんと診断され、ご家族の希望で自宅での療養が始まりました。
口数は少ないけれど、いつも気丈で、
「看護師さん、ごくろうさん」と照れくさそうに言ってくださる方でした。
ご家族は、毎日のように寄り添い、声をかけ、手を握っていました。
静かな時間が流れ、まるで“最期の準備”を家族みんなでしているような、そんな日々。
👩⚕️訪問するたびに、少しずつ“家族”になっていた
私たち訪問看護師は、週に数回、ご自宅を訪問しました。
痛みのコントロール、栄養や排泄のケア、ご家族の相談…。
でも、それだけではありません。
たわいもない会話。
一緒に見たテレビ。
お孫さんの笑い声。
帰り際に渡された、お手製のお菓子。
気づけば私たちは、「医療者」としてだけでなく、**“その家の空気の一部”**になっていました。
🕯️その夜、「ありがとう」と言われて、泣いた
ある夜、容体が急変したと連絡が入り、すぐにご自宅へ。
その場には、ご家族全員がそろっていました。
ご本人はもう話すことはできなかったけれど、
奥様が、涙ながらにこう言ってくださいました。
「ピースさんが来てくれて、本当に救われました。
あの人も、きっと安心して逝けたと思います。」
その言葉を聞いた瞬間、私たち看護師も涙があふれて止まりませんでした。
医療者として、泣くのはどうかとも思ったけれど、
そのときはただ、人としての心が揺さぶられたのです。
🕊️命のそばにいる仕事だからこそ
訪問看護は、ただ「処置」をするだけの仕事ではありません。
ときに看護師であり、
ときに話し相手であり、
ときに、家族のような存在になります。
「病院では味わえない、あたたかな時間がある」
私たちは、そう信じて日々の訪問に向かっています。
🌸この経験が教えてくれたこと
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看護は“人”と“人”の間で生まれるもの
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家族の一員のように寄り添えることが、訪問看護の醍醐味
-
涙がこぼれるほど、大切な時間がある
📩あなたのそばにも、看護師がいます
「こんな時どうしたら…」
「家で看るのは不安…」
そんな思いを、ひとりで抱え込まずにご相談ください。
私たちは、あなたとご家族の“つながり”を支える存在でありたいと思っています。
訪問看護は、いつでもあなたの味方です。
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ピース訪問看護ステーション
住所 : 宮城県栗原市一迫真坂字清水町田2-14
電話番号 :
0228-24-9776
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