畑のキュウリと、ミニビアパーティー。その方の「好き」を大切にする訪問看護
2026/10/07

訪問すると、その方は暑い中、畑作業をがんばっておられました。
帰りぎわには、採れたてのキュウリをおすそ分け。
「味噌につけて食べなさい」と、ひと言を添えてくださいました。
ピース訪問看護ステーション(宮城県栗原市一迫)のスタッフがInstagramに残した、夏のある日の一コマです。
写真は、そのとき畑で撮らせていただいた一枚です。
訪問看護というと、血圧や体温を測る、お薬を確認する、処置をする。
そんなイメージを持たれる方が多いと思います。
もちろん、それは大切な仕事です。
ただ、ご自宅に伺っていると、病気や体の状態だけでは見えないものに出会います。
畑のこと、好きな食べもの、季節の楽しみ。
その方が「その人らしく」過ごしてきた時間です。
別の日には、ビールが大好きな利用者さまのお宅で、ミニビアパーティーを開きました。
梅雨が明けて、暑い夏がやってきたころ。
「少しでも夏を感じていただければ」と、スタッフが考えた小さな企画です。
利用者さまはビール、奥さまとスタッフはノンアルコールで乾杯しました。
スタッフはこう書いています。
「ステキな笑顔がたくさん見れて私たちは幸せです」
そして、ちょっとした反省も。
何も余興を準備していかなかったので、次回は言語聴覚士(ST)のスタッフ2人で、すずめ踊りを披露する約束をしてきたそうです。
こうした時間は、イベントのためにあるわけではありません。
「好き」が見えると、その方が何を楽しみに毎日を過ごしたいのかが、少しずつわかってきます。
それは、体調の変化に気づくきっかけになったり、訪問リハビリで「何のために動けるようになりたいか」を一緒に考える手がかりになったりします。
もちろん、食べものや飲みもの、活動の量は、その方の体調や主治医の方針をふまえて考えます。
無理をしない範囲で、暮らしの楽しみを手放さずにいられるように。
看護師とリハビリ職がそれぞれの目で見て、ケアマネジャーさんとも共有しながら支えていくのが、在宅のよさだと感じています。
栗原の暮らしには、畑があり、季節の行事があり、家族の食卓があります。
その中に、私たちが少しだけお邪魔させていただいている。
そんな気持ちを忘れずに、これからも一軒一軒に伺います。
「家での楽しみを続けながら、体のことも見てほしい」
そんなご相談も、ケアマネジャーさん経由でも、ステーションへの直接のお問い合わせでも、どうぞお気軽にお声がけください。
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ピース訪問看護ステーション
住所 : 宮城県栗原市一迫真坂字清水町田2-14
電話番号 :
0228-24-9776
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